広島大学生による「こども海洋生物研究講座」in 口永良部島
令和5年5月から口永良部島に滞在し,魚の生態を研究している広島大学生4人それぞれが子供たちのために講座を開きました。
・「性転換する魚サンカクハゼ」
・「フタスジリュウキュウスズメダイ」
・「毒を持つ魚ヌノサラシ」
・「藻類の畑を作るルリホシスズメダイ」
子供たちは,「性転換する魚が400種類以上もいること」に驚き,「魚が自分のなわばりに自分が食べるコケを育て,何年も同じ場所にいること」に人間と一緒だと共感する等,大学生たちの講話を興味津々に聞きました。
また,魚のうろこを触ると猛毒を出す習性を実際に観察したり,講座ごとに質問をたくさんしたりする等,生き物の神秘,未知なるものへの興味関心を高め,調査研究することの楽しさを実感していました。
講座を受けた後の子供たちの感想をいくつか紹介します。
「いろいろな魚がいて,それぞれ違う生き方をしている。小さい魚にもおもしろい能力があるなあ」
「自分たち以外の魚だけに効く毒があること,温度によって性別が決まる魚もいるだあ」
「魚にはまだまだたくさんの『なぞ』があると聞いたから,魚の『なぞ』を大人になったら調べてみたいと思った」
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